2020.04.14
こんにちは。福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/大分県一円で、床の滑り止め施工を手掛けております、防滑施工専門店「グリップラボ」の高取元樹と申します^_^
先月、大分県大分市の温浴施設様にて、お手洗い内部の床面に滑り止め施工をさせて頂きましたのでご紹介させて頂きます。
見た目に大きな変化はありませんが、10cm角の磁気タイルが貼られた各トイレの床に、滑り止め「クリアグリップ」を施工しました。今回は男性用お手洗い2ヶ所、女性用お手洗い2ヶ所、計4ヶ所/約32㎡を1日で施工させて頂きました。
こちらの温浴施設では、2月にお手洗いの御影石床にクリアグリップを施工させて頂きました。施工後、滑り止めの効果も大変お気に召して頂き、追加施工のご依頼を頂きました。
前回の施工の際に、事前に施工ご希望の箇所を確認させて頂いておりました。今回は、全て磁気タイルの床です。
御影石と異なり少し汚れが目立つ部分があります。こちらの汚れについては、施工に支障がない範囲での簡易清掃を当社で行うことになりました。
今回も営業時間中での施工という事でしたが、懸念事項が1つありました。それは、別々のフロアに存在する4箇所のお手洗いをどのような順番で施工するのかという事です。施工中はお手洗いの使用ができなくなる為、順序よく作業を行う必要がありました。
そこで、事前に担当の方と打ち合わせの上、
①使用頻度の高い1F男女お手洗いの養生/1回目塗布
②1階乾燥中に、3F男女お手洗いの養生/1回目塗布
③3Fの乾燥中に、1F男女お手洗いに2回目の滑り止め塗布
④1Fの乾燥中に、3F男女お手洗いに2回目の滑り止め塗布
といった具合で、お客様への影響を最小限に止めるよう段取りを事前に調整致しました。
当日は10時からの作業開始です。お手洗いの前には立て看板を設置して頂きました。まずは、1階男性用トイレからの作業です。
いつも通り、施工前に清掃作業を行います。専用の中性洗剤で床面の油脂汚れ等をしっかりと除去していきます。
サンドペーパーで、御影石の表面に傷が入らない程度で軽く目荒らししていきます。これは、滑り止めの材料がしっかりと密着するために大事な作業になります。
不要な箇所に滑り止めの材料が付着しないよう、マスキングテープでしっかりと養生していきます。
続けて、同じ作業を1階女性用トイレにも行いました。
クリアグリップは溶剤を使用する為、施工時には少しシンナーの匂いが出てしまいます。臭気対策として、お客様が通行されるフロアに臭いが逃げないよう目張りを行いました。
準備が出来たらすぐに滑り止め「クリアグリップ」の塗布にかかります。今回は、よくある磁気タイルということで、床材の種類に合わせて、
にて仕上げることにしました。
ローラーを使用し、丁寧にムラなく隙間なくクリアグリップを塗布していきます。
クリアグリップ塗布中です。画像の左側が塗布前、右側が塗布後です。よく見ると、右側に小さな粒々が見えます。これが滑り止めの肝となる骨材です。
1度目の塗布作業完了です。パッと見てもほとんど変化はありませんが、床一面に滑り止めクリアグリップを塗布しています。この後しばらく乾燥させてから、上塗りの塗布作業を行います。
すぐに女性用お手洗いも同様に1回目の塗布作業を行いました。2箇所の乾燥中に、3階の残り2箇所の清掃/養生作業に入ります。
1階同様にすばやく清掃/養生作業を行い、1回目のクリアグリップ塗布作業を行います。
16時過ぎまでに、計4箇所の1回目塗布作業を終えました。この後乾燥させ、19時頃には上塗りを含めた全ての工程を終えました。
4箇所全ての施工を終えたのは19時過ぎ、およそ8時間での作業完了となりました。
前回同様、小便器の周りのみ養生を行ない、翌日剥がして頂くようお願いしました。これで当日中にすぐにお手洗いの使用も可能になります。
仕上がりをご覧頂き、今回の施工にも大変ご満足頂きました。終了が遅い時間とはなりましたが、前回の施工と合わせてわずか2日間で気になっていた箇所全てに滑り止め対策ができたということにも大変ご満足頂きました。
クリアグリップは永久的なものではない為、今後定期的にメンテナンスをさせて頂く形になります。
今回のように、屋内で短期間での床材の貼り替えが難しい施設などでは、当社の施工する滑り止め「クリアグリップ」がまさに最適な工法と言えます。今後も出来る限りお客様のご要望にそって、最適な滑り止め施工のご提案をして参りたいと思います。